ある朝、いつものリビングで
それは、本当に何気ない朝のことでした。
妻がキッチンで朝ごはんの支度をしていて、僕はノートパソコンを開いてメールをチェックしていた時間帯。
ふと視線を上げると、そこには「立っている」息子がいました。
ローテーブルの縁を両手でぎゅっと握りしめ、ぷるぷると体を揺らしながらも、確かに立っている。
一瞬、頭がついていかず、「あれ?え?立ってる!?」と声が出てしまった。
息子はというと、得意げにニコニコ。つかまり立ち、ついにやりました。
ハイハイのその先へ
これまでの息子の成長を思い返してみると、寝返り、ずり這い、そしてハイハイへと順調に進んでいました。
特にここ1ヶ月はずりばいのスピードがどんどん速くなり、行動範囲もどんどん広がっていた時期。
気がつけばリビングの端から端まで数秒で移動しているような、そんな状態。
でも「立つ」って、やっぱり特別なんですよね。
水平から垂直へ。赤ちゃんにとっても、親にとっても、次のフェーズに進んだような感覚がありました。
目が離せない、でも目が離せないほど愛おしい
つかまり立ちができるようになってからというもの、息子はとにかく立ちたがるように。
ソファ、ローテーブル、テレビボード、侵入防止柵、壁…支えられそうなものはすべて「手がかり」になります。
もちろん転倒も増えました。バランスを崩してドシン!と尻もちをつくこともあれば、顔からいきそうになる瞬間もあります。
だからこそ、目が離せない。でも、その分だけ愛おしい瞬間が増えました。
ちょっと転んで泣いたと思ったら、またすぐにケロっとして立ち上がろうとする。
その姿を見ていると、大人だってこうありたいよなって、ちょっと背中を押される気がするんです。
我が家の“育児レイアウト”を再構築
我が家は一軒家なので、それなりに広さはあります。
でもその分、動けるスペースが多く、子どもにとっては“冒険の場”になるわけです。
安心して動き回れる空間を作るために、我が家では次のような対策を取りました。
- リビングの出入り口に babydanのFlexfit ベビーゲートを設置
- 机やテレビ台など、角のある家具にはコーナークッションを貼り付け
- フローリングには転倒時の衝撃を和らげるジョイントマットを敷設
- コンセント周辺にはカバーを装着し、触れられないように
- 引き出しや扉にはロックを取り付け
最初は「ここまでする必要あるのかな…」と思っていましたが、やってみて実感。
子どもが安心して動ける環境が整うと、こっちの精神的な余裕もまったく違ってくるんです。
息子の成長と、親の気づき
子どもが立つ。歩く。声を出す。
一つひとつの成長が本当にうれしくて、でも同時にこちらの「課題」も増えていきます。
育児の時間管理、家の安全対策、仕事とのバランスのとり方。
そのすべてが、自分をアップデートしてくれる「きっかけ」になっている気がします。
子どもの挑戦を見て、親もまた挑戦していく。
まさに育児は、子どもだけじゃなくて親自身の成長の場なんだと、最近しみじみ感じます。
これからも、小さな「できた」を一緒に
つかまり立ちができるようになった今、次は伝い歩き、そして自力での“初めの一歩”が待っています。
それがいつになるかはわかりません。でも、たぶん突然なんでしょうね。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。そんな奇跡のような日常の連続。
これからも、息子の小さな「できた!」を、すぐそばで一緒に喜んでいけるような父でいたいと思います。
時間に追われて余裕がなくなることもあるけれど、そんな中でも「今この瞬間」を味わう気持ちは、忘れずにいたいです。
最後に
この記事を読んでくれている方の中には、同じように小さなお子さんを育てているパパやママもいるかもしれません。
それぞれの家庭にそれぞれの育児があって、正解なんてない。
でも、日々の中にある「ちょっとした成長」を見つけて、それを大切にしていくことで、育児はもっと愛おしくなる気がしています。
今日もまた、リビングのどこかで「おっ」と驚かされる瞬間がやってくるはず。
小さな一歩、小さな変化を、これからも息子と一緒に楽しんでいきたいと思います。
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